気がつくと、デスクの上が充電器だらけになっていました。MacBook 用、iPhone 用、iPad 用、撮影機材用。ガジェットが増えるたびに専用の充電器が増えて、机の配線がカオスに近づいていく感覚を、誰しも経験したことがあるはずです。UGREEN Nexode 100W は、その「充電器を 1 台にまとめる」を本気で実現してくれた GaN 充電器でした。3 ヶ月使い続けた今、デスクとカバンの中の風景がはっきり変わったので、その手応えを書き残しておきます。
この記事では、MacBook Pro を実測 93W で急速充電できる性能、3 ポート同時利用の現実、71×43×35mm のコンパクトさが出張シーンで何を変えるか、そして「100W 充電器って結局誰が必要なのか」までを順にまとめます。デスクと荷物の配線を整えたい方の参考になれば。
デスクに充電器が増えてカオスになってきた。ノート PC もスマホもタブレットも、1 台で完結する充電器が欲しい。そう感じている方に届けたい内容です。
この道具について
UGREEN Nexode 100W は、GaN(窒化ガリウム)技術を採用した 3 ポート対応の急速充電器です。最大 100W 出力で MacBook Pro 級のハイエンドノート PC を急速充電しながら、同時にスマートフォンやタブレットへも電力を分配できます。約 200g、71×43×35mm のコンパクトサイズに 100W を収めた設計が、デスクと出張カバンの両方を整えてくれる存在です。
ざっくり仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 最大出力 | 100W |
| ポート構成 | USB-C × 2、USB-A × 1(計 3 ポート) |
| 単ポート最大 | C1: 100W / C2: 30W / A: 22.5W |
| 2 ポート使用時 | C1: 65W + C2: 30W |
| 3 ポート使用時 | C1: 45W + C2: 30W + A: 22.5W |
| サイズ | 約 71 × 43 × 35mm |
| 重量 | 約 200g |
| 技術 | GaN(窒化ガリウム)、折りたたみプラグ、海外電圧対応(100-240V) |
| 安全機能 | 過電圧 / 過電流 / 過熱 / 短絡保護 |
外観の佇まい
届いた箱を開けて最初に思ったのは「100W の出力でこのサイズか」という驚きでした。手のひらに収まる小ささに、マットな質感の外装。デスクに置いても主張せず、出張カバンに入れても場所を取らない、ちょうどよい存在感です。プラグが折りたたみ式なので、カバンの中で他のものを傷つける心配もありません。

3 つのポートは本体上面に並んでいて、3 本同時に挿しても干渉しない配置に調整されています。USB-C × 2 + USB-A × 1 という構成は、今のデバイス環境にちょうどよい組み合わせです。

暮らしの中で使ってみて
3 ヶ月使ってわかったのは、この充電器の本当の価値は「100W の高出力」よりも「充電器の数を減らせる」点にあるということでした。シーン別に振る舞いを書き出します。
デスク作業中、MacBook Pro を実測 93W で急速充電
16 インチ MacBook Pro を USB-C1 ポートに繋いで電力測定したところ、実測で 93W の出力を確認できました。純正 96W 充電器とほぼ同じ速度で充電できて、バッテリーが空の状態から 1 時間で約 70% まで戻ります。重い動画編集の最中に充電が追いつかない、という事態が起きないので、急ぎの作業中も心理的に余裕が出ます。
朝の同時充電、3 台同時の利便性
朝の出発前、MacBook Pro と iPhone と iPad を同時に挿して充電する運用をしています。3 ポート同時だと出力分配が走って、C1=45W、C2=30W、A=22.5W という配分になりますが、MacBook Pro でも普通の作業電力には十分な数字。短時間の補充電なら全機完了させて家を出られます。

撮影現場で、機材まで PD 給電できる安心
私は ZHIYUN CINEPEER CX100 という撮影用ライトを使っていますが、これが PD 充電に対応しています。100W 充電器なら、ライトとカメラのバッテリーを同時に給電しながら撮影できるので、長時間の屋内撮影でも「バッテリー切れで撮影中断」が起きません。1 台で機材まで賄える安心感が、機動力を大きく上げてくれました。
出張・海外でも、これ 1 台と USB-C ケーブル数本
100-240V の海外対応と折りたたみプラグのおかげで、出張時の荷物が大幅に減りました。これまで「ノート PC 充電器 + スマホ充電器 + 海外変換プラグ」という構成だったのが、Nexode 1 台と USB-C ケーブル数本だけで完結します。スーツケースの中身が整理されただけでなく、空港で慌てて取り出す時の動作も簡素化されました。
良いところ・気になるところ
良いところ
- 100W 出力で MacBook Pro 級のハイエンドノートも急速充電できる
- 71×43×35mm の超コンパクトサイズに 100W を凝縮した GaN 技術
- 3 ポート同時充電でデスク周りの充電器を 1 台に集約できる
- 折りたたみプラグと海外電圧対応で、出張・旅行の荷物が減る
- 長時間使っても発熱が控えめで、デスクに置きっぱなしにできる
気になるところ
- 3 ポート同時使用時は各ポートの出力が制限される(MacBook Pro 充電速度が落ちる)
- USB-C ケーブルは別途用意が必要、100W 対応ケーブルでないと本来の性能が出ない
- 約 200g なので、超軽量を求める層には少し重く感じる場面がある
似た道具との比較
Nexode 100W を選ぶときに比較対象になった同クラスの GaN 充電器を並べました。実勢価格は時期で動くため、購入前に確認してください。
| 機種 | ポート | サイズ | 重量 | 性格 |
|---|---|---|---|---|
| UGREEN Nexode 100W(本機) | USB-C × 2 + USB-A | 71×43×35mm | 約 200g | 価格と性能のバランス、入門に最適 |
| Anker 747 Charger | USB-C × 3 + USB-A | 72×43×36mm | 約 235g | 4 ポート、Anker の信頼性、価格はやや上 |
| CIO NovaPort TRIO 100W | USB-C × 3 | 59×54×28mm | 約 170g | 超コンパクト、3 ポート全て USB-C |
| Apple 純正 96W USB-C | USB-C × 1 | 72×72×30mm | 約 290g | 純正の信頼性、1 ポートのみ |
Anker 747 は 4 ポートで信頼性が高い反面、価格は Nexode より高め。CIO NovaPort TRIO は超コンパクトで USB-C × 3 という構成が魅力ですが、USB-A 機器を持っている場合は Nexode の方が使い回しやすい構成です。Apple 純正は信頼性で抜けていますが、1 ポートのみという制約が日常の充電動線に合いません。Nexode 100W は「3 ポート × 100W × コンパクト」のバランスが良く、最初の 1 台として選びやすい位置にいました。
こんな人に届けたい
- MacBook Pro など高出力ノート PC を持っている人
- スマホ・タブレット・ノート PC を複数同時に充電したい人
- デスク周りの充電器の数を減らしてスッキリさせたい人
- 出張や旅行で荷物を減らしたい人、海外対応の充電器が欲しい人
- PD 充電に対応した撮影機材や周辺機器をまとめて運用したい人
逆に、スマホだけしか充電しない方には 30W 級の小型充電器で十分ですし、超軽量を最優先する方には 65W 級の方が向いている場面もあります。Nexode 100W は「複数デバイスを 1 台で完結させる」用途に振り切った充電器でした。
よくある疑問
Q. USB-C ケーブルは何を選べばいいですか?
私は MacBook Pro 用に Anker の 100W 対応 USB-C ケーブル(240W PD 対応)を使っています。安価なケーブルだと 65W や 60W で制限がかかってしまうので、100W の性能を引き出したいなら必ず「100W 対応」「PD 対応」と明記されているケーブルを選んでください。ケーブルの規格次第で充電速度が変わるので、ここはケチると本末転倒になります。
Q. 3 ポート同時使用での充電速度はどれくらい落ちますか?
私の実測では、3 ポート同時で MacBook Pro を充電すると、C1 が約 45W に分配されます。重い作業中は若干充電が追いつかない感覚がありますが、待機時や軽作業中の補充電なら十分。優先したい機種を充電する時は、他のポートから一旦ケーブルを抜く運用にしています。
Q. 海外旅行で本当に使えますか?
私はアジア圏とヨーロッパで実際に使ってみましたが、いずれも変換プラグだけ用意すれば動作しました。100-240V 対応のおかげで電圧変換器は不要。アジアは A タイプ、ヨーロッパは C タイプの変換プラグを持って行けば、それだけで現地のコンセントに挿せます。荷物が確実に減るので、海外出張の多い方には特に効きます。
Q. 撮影機材も充電できますか?
私が使っている ZHIYUN CINEPEER CX100 は PD 給電に対応しているので、Nexode 100W から直接給電しながら撮影できます。「機材専用充電器が要らない」というのは、機材が増えると本当に効くポイントです。PD 対応の撮影機材を運用している方は、機材間で電源を共有できる強みがあります。
まとめ ── 日常を、少しだけ整える
Nexode 100W を 3 ヶ月使ってわかったのは、「充電器を 1 台に集約する」という発想が、想像以上にデスクとカバンの中の風景を変えてくれることでした。配線が減り、出張時の荷物が軽くなり、撮影現場の機材構成までシンプルになる。100W の高出力は手段であって、目的は「身の回りの整理整頓」だと感じています。
複数の充電器を併用しているなら、Nexode 100W 1 台でその大半を置き換えられる可能性があります。「最初の本格的な GaN 充電器」として、これからガジェットが増えていく方の最初の選択肢に届けたい一台でした。
3 ヶ月運用してデスクとカバンの中身がすっきり整った結果、私の中で「充電器は道具ではなく、インフラ」という認識に変わりました。インフラが整えば、ガジェットを増やすこと自体への心理的なハードルも下がります。これから新しいデバイスを迎え入れていく予定の方こそ、最初に充電器側を整えておく価値が大きい道具です。

